-- 「 雪跡 」 --

あの日の雪がまだ残っているのを
窓から眺める
もうすぐ風景から消えそうなのが寂しい

悲しみと 重い心を 抱えながら
仕事をし 家事をし
そしてテレビやゲームで気を紛らわせ
時に笑い 時に泣いて 生きている

何気ない生活の中で
急に襲う寂しさ

こんなお天気の日はあの子
喜んで散歩しただろうな

夕方 いつものくせで 帰宅を急ぐ
もう急がなくてもいいんだ・・と気づく

夕食もつい あの子の分を考える
もう作らなくていいんだ・・

やさしい感触を思い出して
何度逢いたいと 思ったことでしょう

雪が消えていくのが悲しい