-- 「 雪の朝 3 」 --

ひとが羨ましがるほど
元気な老犬だったけど

いつかは・・と
介護の覚悟もできていた
歳が大きいからと
  万一の心構えは ある程度できていたのに・・

あまりの突然に 「え・・今なの?」
どんなに驚き 悲しかったでしょう
お別れの時間が もう少しだけほしかった

撫でられて とっても安心した顔して
そのまま眠って逝ってしまった あの朝

兄弟のように育った子供達との
最後のお別れもできて
思い残すことはないけれど・・

あの子があの子の姿でいられる時間は
もうあとわずか
神様のもとへお返しする時間が近づく

愛おしくて ただ ただ 抱いているだけ