-- 「 サンタ 」 --

掌を合わせたら その上にのってしまうほどの
小さく 温かな モコモコした命

いたいけで 無邪気な仕草に
涙が出そうな感動を与えてくれた 十数年前

老犬となった今も
変わらない純な瞳で 私をじっと見つめる
目はわずかに見えるだけ 片足は3本指に・・
でもこの子に変わりはなく
昔と同じ愛情と 更に深い絆で私に訴えてくる

少しでも長く 一緒に暮らせたら・・と祈る
残された時間を 精一杯愛したい・・と思う

いつか 別れの日が来た時の辛さを 想像する
でも・・自分を見失うほど 暗く悲しい日々を続けたら
この子に申し訳ない・・・よね
あんなに幸せを 運んできて来てくれたのだもの

愛した自分をしっかり持って
この子の残してくれたものを 大切に持って生きたい

そうでなければ この子は 何の為に
私に出会ったのか わからなくなるもの・・
この子の生きた意味が なくなりそうだもの・・